top of page
執筆者の写真Xtra株式会社

海外の最新情報をConyacで翻訳、社内ブログで情報共有の強化に貢献 - 株式会社Speee

Webマーケティング、インターネットメディアなど、さまざまな事業展開を行なっている株式会社Speee。同社ではなんと、情報共有のために2つの社内向けブログを運営し、海外の翻訳記事を中心に毎月200本以上の記事を掲載しているといいます。

 

そんな、メディア企業顔負けのブログ運営術の秘密、実際の効果などを、社長室室長の岩澤さんに伺ってみました。

speee-会社-ロゴ-壁-エントランス

社内ブログについてどのような取り組みをされているのでしょうか?

弊社では、スタッフが勉強することにすごく力を入れているんです。社内で普通に仕事しているだけで得られる知識量というのは限られていますから、書籍やセミナーなどを通して、外部から情報を取り入れていくというのはものすごく大事なことだと考えています。


海外戦略の可能性を思考していた際に、海外サイトから直接情報を取り入れたいとなったのですが、英語が苦手でして。それなのに無理して英語で読むのって、時間効率が悪いし、苦痛じゃないですか。そこで海外の最新情報をConyacさんで翻訳し、社内ブログの運用に利用させていただいている感じです。


2つの社内ブログを運営していまして、1つは社内全員向け、もう1つは事業戦略系、新規事業立案系のプロジェクトに参加する限定メンバー向けのブログです。社内全員向けだけで、月に合計200本程度の記事を掲載しています。


内容としては海外の記事を翻訳したものがメインです。ジャンルは、tech系、資金調達関連などですね。海外記事って日本でも翻訳されて報道されているんですが、ユーザーにウケの良いライト系の記事が多かったり、全体情報量からすればほんの一部しか出ていなかったりして、物足りないんですよね。だったら、自分たちでやってしまおうと。


どのようなメディアの情報を必要とされているのでしょうか?

VentureBeat、The Next Web、Mashable、Tech Crunch……。最低でもウォッチしておきたいな、というサイトは6つくらいで、全体では20メディアくらいのメディアの情報をおさえています。

absolutvision-unsplash-英字-新聞-紙-束
Photo by AbsolutVision on Unsplash

当社ではUSなどにおける最先端のWebサービスや新興エリアの資金調達情報など、「将来、Speeeが海外にチャレンジする可能性があるなら……」「海外の先端サービスを分析して国内展開するなら……」などの視点から、収集しておきたい情報がたくさんあるんです。英語で書かれているニュースで、私たちしか翻訳していないという記事もたくさんあるでしょうね(笑)。


社内ブログの運用方法について教えていただけますか?

私が両サイトとも担当していまして、それだけで1日10記事ほどつくっています。具体的な運用としましては、「毎日、始業時間ころから数十分かけて主にウォッチしている6サイトくらいの新規記事に目を通す(50記事くらい)」⇒「Speeeの事業戦略上、注視すべき記事をピックアップする」⇒「全文翻訳はConyacさんにお願いしつつ、一部私自身で翻訳(10記事くらい)」⇒「記事が不作の日であれば、その他サブ的にウォッチしている10サイトくらいをチェック」⇒「不足分を翻訳」という感じですね。

glenn-carstens-peters-unsplash-パソコン-ノート-タイピング-手
Photo by Glenn Carstens-Peters on Unsplash

翻訳だけで、月に万単位を費やしています。記事一本辺りだと、900円くらいでしょうか。この金額でこれだけの情報量が得られるのであれば、かなり安いと我々は思っています。安くてある程度の質が保証されている翻訳サービスを探して、Conyacさんを利用させていただいている感じです。


Conyacを使ってよかったと思う点はありますか?

やはりある程度のクオリティを担保しつつすごく安いところが一番ですね。他の翻訳サービスよりも圧倒的に安くて、コスパは最高だと思います。


翻訳してほしいテキストをConyacにアップしておくと、登録ユーザーが翻訳して戻してくれるという仕組みですが、自分たちで直接ユーザーとやりとりする必要があるため、どうしても当たり外れはあったりしますね。ただ、発注のコツを覚えたり、優秀な翻訳者を何人か見つけられると、一気にラクになります。

株式会社-Speee-社長室-室長-岩澤-メガネ-インタビュー-笑顔-男-短髪-ビジネスマン
株式会社Speee 社長室室長 岩澤様

プランによってはさらに安く使えますし、スピードもとても速い。案件を投げたら、翌日には戻ってきて、すぐに掲載できる。情報は鮮度が重要なので、とても助かっていますよ。


そのおかけが、これまでやっていた「個々人の努力によってTech情報をランダムに収集する」という手法と比較すると、量質ともに充分なインプットができるようになってきたかと思います。


すでに海外にチャレンジされている(わたしたちからすると”先輩”企業にあたるような)企業様との情報交換などに臨む際にも、「うわ、そんなにコアな情報や調達ニュース、半分非公開みたいな記事までよく調べてますね」なんて褒めて頂く機会も増えた気がします。また、国内情報だけでなく、世界のTech情報を大量に得ることにより、戦略可能性の幅が広がっただけでなく、当社がフォーカスすべき領域もクレバーに絞りやすくなりました。

 

本記事は、Xtra株式会社の公式ブログコンテンツです。ビジネスに関する情報から社員の働き方まで様々なコンテンツを発信しています。ニュース配信も行なっておりますので、音声読み上げサービスなどサイト外でお楽しみの皆様は、ぜひ x-tra.jp にアクセスしてみてくださいね。

 

- インタビュアー:梅原文、中野美穂

Comments


bottom of page