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和食の定番メニューを翻訳しよう! 多言語化で気をつけたい 5つのポイント



Webマーケティング担当の #Manyu です。

最近、グルメサイトなどで人気のお店に行くと、必ずと言っていいほど外国人も食事を楽しんでいますよね。チェーン店以外の個人経営の飲食店やcafeのメニューなどは、まだまだ日本語オンリーなところが多く見られます。そこで今回は、メニューの多言語化について考えてみました。


外国人向けのフードメニューが必要な理由


日本語がわからない外国の方々にとって、メニューが読めないことには注文にも困ってしまいます。飲食店でこんな光景を目にしたことはありませんか?


  • メニューの日本語が読めず、何を頼んでいいか困り果てている外国人

  • オーダーミスで、注文していない料理を出してしまった

  • 食券やレジ前清算など、特殊な注文方法に困っている外国人

  • 外国人からの質問に対応できず、困っているお店スタッフ


こういったシーンをできるだけなくすためにも、外国人向けに多言語のメニューを用意しておくと、お店側の負担も減り、外国からのお客さまにも食事の時間を楽しんでもらえます。そこでメニュー翻訳におすすめの方法をいくつかご紹介します。

 

1. 写真を載せて一目瞭然に


近年、料理の翻訳はあまり詳しく説明しないのが主流と言われています。外国人観光客が一番気になるのは、どのような料理なのかということです。百聞は一見に如かず。できるだけ簡単な単語で表記、あるいは日本語をそのまま使う代わりに、写真の力を使うと効果的です。色々な食材や調理法の説明も大事ですが、写真を載せるとはるかに伝わります。



2. 直訳にしない


コストをかけずに翻訳をする方法としてまず挙がるのが、Google翻訳などの無料翻訳サイトです。無料の自動翻訳は技術の向上により、翻訳の精度が向上したと話題にもなりました。食材名を自分で調べたり、急な要望を訳したりする時に無料の機械翻訳を利用するのは確かに便利ですが、メニューや料理名の翻訳を印刷した掲示物としてそのまま使うには、誤訳も多く、まだ厳しいのが現状です。


3. ターゲットを明確に


飲食店の外国語版メニューを作成する際は、下記のような目的に応じた翻訳が必要です。

天ぷら定食 を例に見てみましょう。


外国人がオーダーするのに困らないようにしたい

商店街の定食屋のメニューに、「天ぷら」とは何かを説明する必要はないかと思います。写真付きのメニューに 、Tempura Set Meal と記載してあるだけで十分です。


日本語が全くわからない外国人にも料理の内容を伝えたい

ホテルや料亭など、格式のあるお店で食事をする方向けのメニューには、調理法や使われている食材、日本語での読み方をローマ字で表記するなどの配慮が必要かもしれません。


Tempura Teishoku (Deep Fried Vegetables and Seafood Set Meal)

上記のようなメニューを作りたい場合は、機械翻訳の表記だけではなく、人による翻訳を依頼することで、より確実なメニューが作れます。


4. インバウンド翻訳に特化したAI翻訳を活用する


飲食店メニューの翻訳がなぜ無料の機械翻訳では難しいかご存知でしょうか。

食べ物や料理名にはその国独自の文化的な背景や、流行りの言い回しなどが反映されているものが多く、直訳だと意味は通じるけれども違和感の残る文になってしまうことがよくあります。

例えば、



生姜焼きの表記としては、固有名の枠組みで Pork Shogayaki とし、「生姜(味のタレ)で炒めた豚肉の定食」というように噛み砕いた説明 grilled pork with ginger を添えると、親切な言い方になるでしょう。

また、金目鯛の煮付け のように、魚の名称 Red Bream と調理法 Simmered in Soy Sauce を表記する方がわかりやすいメニューは、boundy の翻訳通り、上記のような表現をおすすめします。



5. AI自動翻訳 + 翻訳者チェックで、完成度の高い翻訳へ


弊社では次のようなサービスを提供し、ご要望に応じてご利用いただけます。

  • AIによる自動翻訳 boundy

  • Conyac に登録している世界中の翻訳者が、「boundy」 の結果をチェック

弊社が提供している AI翻訳 boundy は、インバウンドシーンで頻出の固有名詞や表現等を登録した65万語 × 4 言語規模の辞書と、独自処理手法を実装した多言語翻訳エンジンを搭載しています。

月々1,400 円 の定額制で使い放題の翻訳サービスです。


翻訳にはコストをあまりかけたくないというお客さまにも、「boundy」は要望に応じてAI翻訳サービスのみを利用したり、翻訳者チェック (Post Edit) のオプションサービスを組み合わせたりすることができます。


boundy の翻訳結果でも十分に伝わりますが、飲食店によっては、より詳しい説明が必要とされる場合もありますよね。そのような時は、 PE オプションの合わせ技で、さらに高い品質を担保しています。PE を担当する翻訳者は、AI が間違えている箇所がないか、より伝わりやすい訳に修正すべきかどうか、といった点を確認し、必要があれば修正します。


では、和食の定番メニューを AI翻訳 boundy と、翻訳者チェック(PE)オプションを利用した場合の翻訳結果をご覧ください。


和食の定番メニューを翻訳すると・・・


上記の通り、boundy の結果だけでも十分メニューとして使えますが、人によるチェックが加わることで、使いたい場面に応じた翻訳結果が得られます。


まとめ


これらのように、外国語のメニューを用意しておくだけで、外国人観光客は安心して食事の注文ができ、飲食店側も自信を持って接客ができるでしょう。用途に応じた翻訳の方法を選択することで、コストを抑えた完成度の高い多言語メニューを作れます。


言葉の壁を気にすることなく食事の時間を楽しく過ごしてもらうためにも、お客さまへのおもてなしの1つとして、メニューを多言語化してみてはいかがでしょうか。


 

本記事は、Xtra株式会社の公式ブログコンテンツです。ビジネスに関する情報から社員の働き方まで様々なコンテンツを発信しています。ニュース配信も行なっておりますので、音声読み上げサービスなどサイト外でお楽しみの皆様は、ぜひ x-tra.jp にアクセスしてみてくださいね。

 

- Written by #Manyu

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